ブルー・ゾーン

篠宮 龍三【著】

オープン・エンド（2010/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 143p／高さ 20cm
• 商品コード 9784895001403
• NDC分類 785.2
• Cコード C0095

内容説明

人類史上１３人しか体験しえていない水深１００メートル超の世界、その極限の世界に到達し、世界記録を目指し続けるただ一人の日本人。

目次

１　「無」が支配する世界（エクスタシーを感じた瞬間・１１５メートルの記録達成・この先には何があるのか；何メートル潜るか・打算は通用しない・数字のきれいさが決め手　ほか）
２　グランブルー海との対話（海に溶け込み憧れの世界へ・青い闇、グランブルー；生と死が、海をなか立ちにして円環を描く・潜ることは死に向かうこと・還ることは生に戻ること　ほか）
３　フリーダイビングの世界（フリーダイビングというスポーツ；潜降／浮上、Ｉ’ｍ　ＯＫ．　ほか）
４　グランブルー青い闇に身をおきたい（フリーダイビングとの出会い；フリーダイバーになりたい　ほか）
５　Ｏｎｅ　Ｏｃｅａｎ―もうひとつのミッション（フリーダイビングを多くの人に知ってもらいたい；海をたいせつにする心を伝えたい　ほか）

著者等紹介

篠宮龍三［シノミヤリュウゾウ］
プロフリーダイバー。１９７６年１１月１１日生、埼玉県出身。フリーダイビングの先駆者ジャック・マイヨールに憧れ、大学卒業後も会社員として働きながらフリーダイビングの競技を続けてきた。２００４年プロ転向。日本人初のプロ・フリーダイバーとなる。２００８年４月バハマにて、アジア人初となる水深１００ｍを達成。同年ＡＩＤＡ世界ランク２位入賞（－１０４ｍ）。２００９年１２月には水深１０７ｍのアジア記録をマークし、ジャック・マイヨール越えを達成（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[imaco]

海のブルーがとっても綺麗。無呼吸で深い海に潜る恐怖よりも、母なる海に抱かれる心地よさを感じさせてくれる。

2010/09/18

[猫田]

★★★★深海では孤独を感じない、孤独は人と人のあいだにある、という言葉が印象的だった。

2016/09/13

[Takeshi Kato]

『海と人は決して対等ではない。必要なのは「潜らせてもらいます、いいでしょうか」と謙虚であること。そういった気持ちを持って初めて海と調和できる』 とあった。 タンクを背負うダイビングも潜る海は一緒で、時に怖さもある中でこういう気持ちは大切かつ不可欠。 『水中へ滑り込んだ瞬間、ああ、これでしばらく呼吸をしなくて済むのだ。と自由を感じる。生理的な欲求から解放される』 これは…わからない（笑）でもこんな感覚を羨ましいと思う自分がいる。 自分もそんな感覚の一端でも感じてみたい。

2014/02/05

[mkisono]

「言葉は陸上のものなのだと痛感する」と言われてもまるで想像できないが、そんな世界を体感されている篠宮さんの言葉は、簡潔にして深いです

2012/09/17

[♥ hina ♥]

日本で唯一のプロ・フリーダイバーの著作。何の器具も付けずに110mまで潜る世界は一体どのようなものなのか、方向がわからなくなるほど上下左右青に包まれる「グラン・ブルー」とはどのようなものか、とても興味をそそられました。

2011/05/30