内容説明
グラミン銀行が始めた貧困層への小口融資システム。その実際の動きを、借りる側から詳細に聞き取り、効果を検証。貧困からの脱出の道筋を探る。
目次
1 ミャンマーの経済(ミャンマーの概要;調査の概要;調査した村と村の人々)
2 ミャンマー農村の貧困対策―主な金融プロジェクトの現状(貧困削減と金融プロジェクト;国営農業開発銀行の農業金融;国際NGO(Pactミャンマー)による貧困層のためのマイクロファイナンス
UNDP総合型コミュニティー開発事業における自助組織(SRG)活動
各金融プロジェクトの実績から見えるもの、見えないもの)
3 マイクロファイナンスと村人たち(ミャンマー農村での調査結果から)(ドライゾーンの村;マイクロファイナンスの概要;零細農家のくらしとマイクロファイナンス;新しく借りる村人、やめる村人)
4 SRG活動と村人たち(ミャンマー農村での調査結果から)(郡や村におけるSRG活動;お金の使いみち;SRG活動のしくみ)
著者等紹介
布田朝子[フダトモコ]
1977年、栃木県出身。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了(国際協力学博士号)。群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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