ブックレット《アジアを学ぼう》
植民地台湾を語るということ―八田與一の「物語」を読み解く

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  • サイズ A5判/ページ数 49p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784894897274
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0022

内容説明

戦後も「台湾農業の大恩人」「日本精神の体現者」として敬愛される技師の数奇な生涯を追い、顕彰の経緯と背景から日台双方の語りの理由を考える。歴史教科書、歴史問題へのもう一つの視点。

目次

1 八田與一と八田物語(八田物語とは;八田與一とは;八田與一の「発見者」)
2 台湾で語られる八田物語(国定教科書;李登輝;「日本語世代」)
3 日本で語られる八田物語(どこで語られているか;なぜ語られるのか;小林よしのり;物語をめぐる「日台交流」)
4 物語が語りたいこと、語らないこと(「近代化」をめぐる語り;「日本人」をめぐる語り)
5 更新されていく物語(金沢市と烏山頭;八田與一と「国際人」)

著者等紹介

胎中千鶴[タイナカチズル]
1959年、東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、立教大学、目白大学、立教女学院短期大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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