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内容説明
生物医療によって制圧されたかに見えるマラリア。だが、エグンの人びとは、より劣悪な故郷ベナンでの治療を求め長駆する。科学的合理性や技術・施設という価値観に背を向け、時に自殺行為ともなる彼らの行動原理とは。フィールドから、正解のない問題として見直す、現代医療の功罪。
目次
序論 生物医療・信頼・治療ネットワーク
第1章 民族的境界の諸相
第2章 エグンの日常的実践
第3章 マラリア対策とマココ地区における生物医療の展開
第4章 エグンのマラリア認識
第5章 治療の探求
第6章 エグンとヨルバの狭間
結論 治療を渡り歩く人びと
著者等紹介
玉井隆[タマイタカシ]
1986年生まれ。2015年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部専任講師。専攻はアフリカ地域研究、医療人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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