アロマサイエンスシリーズ21
においと医学・行動遺伝

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  • サイズ B5判/ページ数 298p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784894790766
  • NDC分類 492
  • Cコード C0340

内容説明

近年、香りが医療分野のなかで代替療法の一環として取り上げられるようになり、「メディカル・アロマ」の地位を確立するようになってきた。医療分野における香りの役割は、主に医薬品の補助的使用とQOLの増進に向けられている。そのため香りの医学的・科学的・薬学的な検証が求められている。最近、医療現場で導入されはじめてきた科学的根拠・調査に基づく「エビデンス」(Evidence‐Based Medicine)の理論と実際が一般化しつつあり、香り・精油についてもこの考え方に立脚した臨床が活発に進められている。本書は、臨床医学と行動遺伝学における香りの役割と実際の現状について、わが国第一線の研究者によってまとめたものである。

目次

1 香りと臨床医学(臨床医学への香りの応用;香りの補完・代替医療への応用)
2 臨床各科における香りの利用の可能性と実際(精神科領域;神経内科領域 ほか)
3 香りと健康(免疫と香り;ストレスと香り ほか)
4 においと行動遺伝学(行動制御遺伝子;におい型と遺伝子)
5 香りの効用の測定と計測法(においの識別と行動実験法;脳波による計測法)

著者等紹介

和田昌士[ワダマサシ]
1969年順天堂大学卒業。1978年労働福祉事業団・東京労災病院耳鼻咽喉科部長。1993年国立精神神経センター(国府台病院)耳鼻咽喉科医長。日本聴覚医学会評議員、日本労災医学会評議員、国際神経医学会組織委員(1992年、日本)、国際聴覚耳科学会組織委員(1994年、日本)、アメリカ耳鼻咽喉科学会(特別委員)

山崎邦郎[ヤマザキクニオ]
1960年東京都立大学理学部生物学科卒業。1960年東京都立アイソトープ総合研究所入所。1970年理学博士(東京大学理学部放射線生物学教室)。1974年米国メモリアルスローンケタリング癌研究所客員研究員。1976年同室長。1980年米国ペンシルバニア大学モネル化学感覚研究所助教授。1983年同準教授。1990年同教授
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