目次
第1部 あいさつ表現(あいさつ表現の体系;あいさつ表現法の実態―種子島方言の今昔:表現法の消長;感謝のあいさつ表現;柳田が導く日中の出会いのあいさつ表現研究の可能性;「田畑からの帰り道でのあいさつ」にみられる表現発想と都市化;あいさつ表現の発想法と方言形成―入店のあいさつを例に;方言にみる頼みかたの表現と発想)
第2部 方言形成論(言語地理学と方言周圏論、方言区画論;方言周圏論の発想とシミュレーションという方法;音韻ルールの方言周圏論;中心地の言語的影響力―『方言文法全国地図』データベースを用いて;近畿・四国地方における言語変化―動詞否定形式を例として;近畿地方の方言形成のダイナミズム―寄せては返す「波」の伝播;キリシタン文化と方言形成―Jesusの歴史社会地理言語学;敬語意識とその説明体系の地域性;接触言語学から構想する方言形成論―ハワイの日系人日本語変種を例にして;方言形成論の到達点と課題―方言周圏論を核にして(改定版))
著者等紹介
小林隆[コバヤシタカシ]
新潟県生まれ。1983年東北大学大学院文学研究科博士後期課程退学。現在、東北大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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