合併浄化槽入門 (増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 203p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894740297
  • NDC分類 518.24
  • Cコード C0036

内容説明

「汚水処理はすべて下水道でしなければいけない」「下水道の普及が快適で文化的な生活を実現する」という考え方に疑問が投げかけられて久しい。それに気づいた国や行政が、排水処理政策の大転換をはかりつつある。本書は「汚水は発生源で処理しよう」「水源地域の環境異変に対して、中流や下流の住民は同じ水系の共生者として無関心であってはならない」という主張を基本において、屎尿と家庭雑排水を合わせて処理し、きれいな水を出す合併浄化槽(いわゆる個人下水道)に光を当てる。木津川水系で合併浄化槽が果たした役割をはじめ、水の浄化のシステム、槽の構造や種類、設置の手続き、保守点検や楽しい使い方など、水問題にかかわってきた女性の視点に立ってやさしく紹介する。

目次

川が語ってくれる
汚した水をきれいにするのはだれか
汚れた水をきれいにする施設(下水道;単独浄化槽;農業集落排水事業;土壌浄化法)
「時代の申し子」合併浄化槽
合併浄化槽を設置しようと思ったら
楽しみながら使おう
維持管理をどうするか

著者等紹介

本間都[ホンマミヤコ]
1935年、香川県に生まれる。主婦の立場から市民運動に参加。1980年、飲み水の発ガン性物質による汚染を知り、水問題の住民運動にすすむ。現在、関西水系連絡会事務局長。京都精華大学講師。大阪府枚方市に在住

坪井直子[ツボイナオコ]
1945年、長崎県に生まれる。主婦の立場から石けん運動、水問題、ゴルフ場問題にかかわる。1993年に浄化槽管理士、1994年に浄化槽設備士の資格を取得。1993年より産業機器開発(株)の嘱託として勤務。以来、浄化槽の維持管理、高度処理浄化槽の研究に携わっている。三重県名張市に在住
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