いま中国によみがえる小林多喜二の文学―中国小林多喜二国際シンポジウム論文集

いま中国によみがえる小林多喜二の文学―中国小林多喜二国際シンポジウム論文集

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784894690950
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1095

内容説明

中国・河北省の河北大学主催で開催された「第1回中国小林多喜二国際シンポジウム」は、中国全土から研究者が集まったばかりか、日本、韓国からも発表者が参加して画期的成功を収めた。21世紀に小林多喜二の「反戦・平和・国際主義」の文学精神をどう生かすかについての共通認識を深めるとともに、日中の文学研究の新たな架け橋となった。本冊はその論文を集成したものである。

目次

第1章 ごあいさつ
第2章 基調講演(「満州事変」後の世相と多喜二晩年の仕事;反戦小説としての「沼尻村」;小林多喜二「一九二八年三月十五日」の視点と語り)
第3章 研究レポート(小林多喜二について―その生涯をたどる;プロレタリア文学作家への道―習作時代の差異と移行について;小林多喜二の生きた時代と現代;文学をたたかいの武器に―「蟹工船」「不在地主」「工場細胞」を中心に;「蟹工船」の表現特色―話し言葉を読む ほか)
第4章 資料