目次
1 親(親だって人間です;あなたはひとりぼっちじゃない ほか)
2 しつけ(子どもとしつけ;愛情と甘やかしは違う ほか)
3 こころ(子どもの感情;誕生‐6カ月まで ほか)
4 安全(子どもの事故;子どもの発達と安全 ほか)
5 からだ(成長;病気)
著者等紹介
三沢直子[ミサワナオコ]
1951年生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了(臨床心理学専攻)。明治大学文学部心理社会学科教授。これまで約20年間、精神病院、神経科クリニック、企業の総合病院神経科などにおいて、心理療法、心理検査を担当。母親相談や母親講座をはじめとする子育て支援活動、保育士・児童館職員・教師など、子どもに関わる人々の研修などを行っている
幾島幸子[イクシマサチコ]
1951年生まれ。早稲田大学政経学部卒。翻訳家
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感想・レビュー
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chi0926
2
「子育てを楽しむため、健全に子育てするためには自分を大切にすること。そのためには適当・適切な手抜きも必要、頼れるものは頼りなさい。」母性愛神話が根強い日本だと迷ったり、恐縮したり、自信を無くすことも多々あるけれど、この本のように鷹揚に構えていれば肩ひじ張らず育児できるかなと思う。なによりも、国がこのような育児環境を作っていることに感心した。日本政府のとんちんかんな育児支援よりも、よっぽど現実的で役立つ支援内容だと思う。2014/02/12
のっち
2
「ノーバディーズ・パーフェクト」の講座を受講し、お借りした本。一人目の子どもの時に読んだり、受講していたら精神的に楽になったかも。子どもの安全やしつけはもちろん、親の心もサポートしている点は日本の育児書とは違っていて良いと思う。日本にも「完璧な親なんていない」→じゃあどうする?って考え方が普及すれば良いのに2013/07/17
ゆみ
1
親もひとりの人間なのですといったメッセージが胸にドスンと来る。 このテキストを使ってNPの講座を受講しました。2013/11/22
ぴーたん
1
カナダで弧育てしている人向けのテキスト。(ちなみに、友人はこの研修を受けたとき「日本では専業主婦のためのもの」と言われたらしい)子どものケアのみならず、親のためのページがかなり多いのが特徴的だと思いました。シングル、再婚について、助けを求めること、DVにあったら、子どもを虐待しそうになったら・・・。子どものしつけも、なぜ暴力を振るってはいけないのか?など細かく記述されています。逆に、これだけのテキストを配布しなければならないほどの状況でもあるってことだと思う。日本でもぜひこういうテキストが広まって欲しい。2011/03/11
ぱなえ
0
全国の新生児訪問で無償配布してほしい!!! 日本の実情を考慮した訳になってると思うので、原文(カナダ)ではどんな風に書かれてるのかも気になった。2002年発行なので、アップデートされてる部分もあるかも。それでも大半の部分は今の常識とも合致してるし、何より「子育ては我慢ではない、一人の人間として親自身のことも大事にしなければいけない、苦しい時は助けを求めてよい」と一貫して繰り返し訴えられている内容が非常に心の支えになった。2021/10/09