内容説明
アフガンの各地の市場(バザール)の様子、切っても切れない人間と羊の関係、偽(にせ)少女に出会った話、バーミアンの仏教遺跡、秘宝をめぐる争奪戦、アレクサンドロスやチンギス・ハン、バーブルといった征服戦争の強者どもの話まで、現代版ヘロドトス・金子民雄が語りおろす。
目次
征服王朝の祖―バーブルの憩いの地
カーブルの街頭風景―塩屋の歎き、毛皮屋の誇り
過去のまぼろし―アレクサンダー・バーンズの虐殺
孤高な人、スタインの墓
カナートの話
少女と偽少女
ムーアクロフトの死出の旅―アジアのオデュッセウス
バルフの詩人―オマル・ハイヤームのこと〔ほか〕