出版社内容情報
教会のベンソン神父が若い女性を伴って、街のバーへ私を訪ねてきた。連れの女性・長原美沙子の婚約で、神父は上機嫌に祝杯をあげた。だが、一週間後、自殺未遂の新聞記事に彼女の名前が……。暴力団に乱暴され、婚約を破棄されたのだという。それを知った神父は一人で乗り込み、逆に返り討ちに遭ってしまった。どうやら茶道の師匠である私の、封印したもう一つの顔の出番のようだ──。表題作を含む傑作ハードボイルド。(解説・西上心太)
内容説明
教会のベンソン神父が若い女性を伴って、街のバーへ私を訪ねてきた。連れの女性・長原美沙子の婚約で、神父は上機嫌に祝杯をあげた。だが、一週間後、自殺未遂の新聞記事に彼女の名前が…。暴力団に乱暴され、婚約を破棄されたのだという。それを知った神父は一人で乗り込み、逆に返り討ちに遭ってしまった。どうやら茶道の師匠である私の、封印したもうひとつの顔の出番のようだ―。表題作を含む傑作ハードボイルド。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社を経て執筆に専念。著書に『蓬莱』『触発』『慎治』『リオ』『朱夏』『時空の巫女』『残照』『陽炎』『ビート』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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群青色
6
まあ、短編集だから薄っぺらい感じは否めない。ても、今野さんの作品はつい手にとっちゃう2014/10/20
gonta19
6
2010/7/22 Amazonより届く 2010/8/10~8/11 最近買い増した、今野氏の旧作文庫。 茶道の師匠である私、と幼なじみの菫子、アイルランド人神父のベンソン、彼らが集うバーのマスター、シノさんらが活躍する短編集。私がシノさんの店で飲んでいると、トラブルが舞い込んでくる。菫子の前では弱虫の振りをする私は、裏の顔、拳法の達人としてトラブルを解決していく。 この前読んだ「茶室殺人事件」同様、今野氏の茶道に対する造詣が伺える。いつもながらのリアルな格闘シーン、酒、美しい女性と今野作品の要素が2010/08/11
どん
5
安定。だからこそ普通。しかし、警察って正義にもなり、悪どくもなる→小説!2020/07/21
ばんび
3
各話が短いので、わざわざコトを大きくして、使わなくてすむ武力を出しているように思えてしまう。 この設定で長編があるなら読みたい。2012/04/29
tai65
2
星4つ2021/06/14