ハルキ・ホラー文庫<br> いきはよいよいかえりはこわい

  • ポイントキャンペーン

ハルキ・ホラー文庫
いきはよいよいかえりはこわい

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784894567962
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

広告代理店に勤めている由紀恵は、渋谷近くの格安のマンションに引っ越した。かつてその部屋でOLが殺されたことがあったのだ。入居する折、大家に「部屋に鏡を置かないこと」という忠告を受けるが、一ヶ月後に姿見を買ってしまう。そんなある夜、鏡に“OLの凄絶な殺人現場”が映る。一方、同居人の八重は人が変わったように男を連れ込むようになった。その部屋には女と男の深い悲しみと怨みが残っていた―。恐怖と感動の結末、書き下ろし長篇ホラーの傑作。

著者等紹介

鎌田敏夫[カマタトシオ]
早稲田大学政治経済学部卒業。1972年、『飛び出せ青春』でデビュー。その後、『俺たちの旅』『金曜日の妻たちへ』『男女7人夏物語』『29歳のクリスマス』(94年、第45回芸術選奨文部大臣賞、95年、第13回向田邦子賞をダブル受賞)『里見八犬伝』『いこかもどろか』など、テレビドラマ、映画の脚本を数多く手掛ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アカツキ

11
引っ越したいと考えていた由紀恵は知人タカシからOL殺人事件が起きた格安マンションの話を聞いて借りることに。契約時に部屋に鏡を置かないように忠告されるが、不便さから姿見を購入。ある夜、鏡が殺人の様子を映し出すのを見てしまう。さらに同居人で友人の八重が人が変わったようになり…。東電OL殺人事件を思わせる事件が出てくるエロティックホラー小説。なんだけど、まったく怖くないしエロくないし面白くない。タイトルの意図もわからず。刑事・村岡が言った「娼婦になる部屋」の方がしっくりくる。2021/12/16

キー

6
2001年の鎌田敏夫作品。 青春ドラマのシナリオライター出身の鎌田敏夫氏らしい、青春ドラマ+怪談、という感じの小説。 怪談部分は、1997年の東電OL殺人事件を元にしていて、東電OL殺人事件を鎌田氏がオカルト的に推理した結果を小説化したという感じで、殺された女性が住んでいた事件現場に引っ越したことから始まり、円山町のラブホテル街の歴史へと推理が及んでいく様子には、心掴まれました。 ただ、出来上がりが、恋愛ドラマ的なので、ホラー作品としては、物足りなさはありました。2023/07/11

nAoo

4
え????これはホラー?まったく訳分かりませんでした。なんで買ったんだろう、この本………2014/07/23

読み人知らず

2
まさかの本人。警察がそんなに得体の知れない人を雇ってていいの??娼婦になっていく様がいい。5万円。2013/01/19

moka

2
「29歳のクリスマス」「男女7人夏物語」などの脚本を手掛け鎌田氏の作品。ホラー、時々SF。怖い話に必要不可欠な「鏡」が鍵。ドロドロの怨念。途中までは怖かったけど、中盤以降はリアリティが少しずつ消え、「娼婦」が仕事をする描写が多くなり・・・残念。2011/08/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/470387
  • ご注意事項