出版社内容情報
「人を思いやることが、自分の幸せにつながっていることを忘れないでください。」…ダライ・ラマ
内容説明
人を思いやることが、自分の幸せにつながっていることを忘れないでください。この本は宗教書ではありません。ここには、私たちと同じように、悩み、苦しみ、人と幸福を分かちあいたいと願っている、ひとりの人間、ダライ・ラマがいます。しみじみと胸に響く言葉。
目次
人はどうしたら幸せになれるのか
魔法でもなく、神秘でもなく
まず現実を正しく理解する
ほんとうの幸せとは、なんだろう
思いやりという大切な感情
自らを律する強さをもつ
誰もが心にもっている徳を育てる
思いやりは、自分の幸せにつながっている
苦しみが教えてくれるたくさんのこと
ものごとを識別する力の大切さ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たわし
2
宗教を信じる信じないにかかわらず、幸福になるためにはどうすればいいかが書かれている。ダライ・ラマは偉大だと感じざるを得ない本。「どうか妬みを捨ててください。他人を負かしたいと思う気持ちをなくしてください。その代わりに、他人のためになろうとしてください。優しさと勇気を持って、そして自分はきっとそれができると信じて、どんな人でも笑顔で迎えてください。正直になってください。分け隔てをしないように努めてください。全ての人に、親友のように接してください。」2012/03/25
ナオミ
1
フランスのテロについて、報復の空爆について、報道を耳にするたびにチベットのことを思わずにいられない。全ての人が幸せを望み、苦痛を避けたいと思っている。思いやりを持ちなさい。宗教やイデオロギーは必ずしも必要なものではない。お祈りに逃避せず道徳を実践しなさい。本の中で、言ってることは繰り返しで、わかっちゃいるけど退屈で眠くなる。 だけど、またきっと読みたくなる。未来はきっと明るい。2015/11/26
Baron
1
ダライ・ラマといえば、チベット仏教の最高指導者でありチベットの精神的指導者でもある。 そういった人物が持つ「幸福論」というのは、どんなものか?と思って読んでみたのだが……。 やはり「思いやりを持つ事」「見返りを求めない事」「感謝する事」「今ここに意識を集中させ、瞬間瞬間を生きる事」の大事さが説かれている。 マインドフルネスや認知行動療法、行動分析学、12ステップなどと目指す地点は同じのような感触を得た。 つまり「喜び」=「報酬」を自給自足で得られる方法を体得する事が「幸福」ということなのであろう(続く2015/08/19
Mayumi O
1
再読。ダライ・ラマ法王の言葉は、簡易なのだけど、とても深いもの。2014/06/07
うめ1967
0
境地に達しない2016/04/11