じゃあ、北大の先生に聞いてみよう―カフェで語る日本の未来

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894535282
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0031

内容説明

「で、日本は大丈夫なの?」最強メンバーが語る政治の?に答えます。

目次

1 なぜこんなに生きにくい時代になってしまったのですか?(“衰退”する民主主義;日本型平等社会の崩壊 ほか)
2 なぜ小泉構造改革は圧倒的に支持されたのですか?(左派って何?;右派って何? ほか)
政権交代で日本はどうなるのですか?(二つのNO;右傾化の平成一〇年代 ほか)
3 どうすれば安心できる世の中になりますか?(格差と孤立の時代;どんな世の中を望むか? ほか)
4 二大政党制で本当に大丈夫なのですか?(政権交代はこうして起こった;小選挙区制でいいのか? ほか)

著者等紹介

中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年大阪府生まれ。北大公共政策大学院准教授。日本の思想史やインドのナショナリズムを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

8
中島、山口とよくも悪くもアクの強いメンバーながら、現状と論点の整理が多く分かりやすく、頭のなかがクリアになる。左右翼、保守の元の意味、新自由主義的な切り詰めの流れに対する社民主義といった思想的側面に加え、小選挙区制の影響など制度的な解説も語り下ろしで分かりやすい。理性と観念の信仰による切り捨てに対し、保守の懐疑を、という論点はわりと同意できる。全体的にアンチネオリベ(ネオリベがマジックワードなら、今風に言うとアンチワタミ的)政治学の入門書としては悪くない2013/07/19

funkypunkyempty

1
★★★☆ “保守”とは何かということが分かりやすく書かれている1冊。2020/08/15

nabebe

0
北大教授がカフェで政治について話しているものを収録した本。”くすみ書房”はもうなくなってしまい、行けないのが残念。さらには、吉田先生以外の教授はもう北大にいないという真実。まあ、でもでも左派と右派の違いなどぼんやりとしてて説明が難しいトピックを分かりやすく説明してくれたのが良かった。左派は「人間の理性」重視、右派は「人間の理性」を不完全として伝統・慣習などをみるもの。保守派がこっちにはいる。それは分かったけど、それなら急進左派、右派は何が問題なのかな(ルペンとか)と新たな疑問がわいてきたので調べたい。2017/04/28

taki

0
市民向け対談会を本にしているので語り口が平易で読みやすい。 概念的な話の理解が進む良書だと思います。 特にpp.42-73は秀逸。 北海道行きたい!鹿児島からじゃ遠い。。 p.37「問題は、役所の世界では政策を提供する側が圧倒的に力を持っていて、国民が欲しくもないものを次から次へとあてがうこと(中略)。政策の供給側が圧倒的に強くて、要らないところにいっぱいカネが使われる。」 p.129「グローバルな市場競争といっても、長い間、悪条件で国民をこきつかった国が勝つなんてことは絶対にないんです。2010/11/05

にゃんこ

0
政治に詳しくない私にもわかりやすい。政治にちょっと興味がわいてきました。今の日本の政治、選挙制度、年金問題などにカツを入れたくなる本です。お勧めだわ。2010/03/10

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