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内容説明
リーマン・ショックより100倍恐いソブリン・ショック。ヨーロッパ発、アメリカ経由、日本。ニュースではわからない「世界と日本」の真実。
目次
第1章 危機の風景―ソブリンリスクはなぜ怖い?
第2章 変質するソブリンリスク―舞台中央に躍り出た財政問題
第3章 債務の天井にぶつかるアメリカ―青天井こそ一番恐い
第4章 アリさん国家の内なる巨大メタボキリギリス―日本国のソブリンリスク
第5章 ソブリン・ショックの連鎖に揺れる―思いさまざまな欧州のソブリンたち
第6章 国破れて何残る?―ソブリン・ショックの結末
著者等紹介
浜矩子[ハマノリコ]
1952年生まれ。東京都出身。同志社大学大学院ビジネス研究科教授。一橋大学経済学部卒業。1975年、三菱総合研究所入社。ロンドン駐在員事務所所長、同研究所主席研究員を経て、2002年より現職。専攻はマクロ経済分析、国際経済。国内外の多くのメディアにも登場し、その広範な視野、分析力、明快な語り口でファンも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
30
この本を読んで、改めてギリシャ危機は対岸の火事では済まないことを実感した。日本の財政もキリギリスに例えられているが、いつまで目をつぶっていられるだろうか。2015/04/01
telephone
1
8年前の本。ギリシャ債務危機の頃だが、そんなに時間経ってたのか。その後、恐慌はおきていないが、時限爆弾は大きくなってるのかな…2019/01/21
Kentaro
1
ソブリンリスクはその国の借金の返済能力があるうちは問題はなく、このまま放置したら確実にデフォルトを起こしてしまうかどうかを表したものである。 アメリカはあれだけの赤字なのに日本、中国、サウジアラビアが米国債を買い支え、市民の浪費による市場成長による高金利を維持して金を集め、基軸通過として各国が為替を調整してくれることで繁栄を謳歌し、日本は米国との貿易差益を勤勉で堅実な国民が貯蓄し、それを国家が借金して赤字財政を賄い、借金額が国内で収まっているのでIMFの資金援助を受けなくても回る2017/08/22
みむら しんじ
0
アメリカ、日本、欧州のこのままでは避けられない国家破綻。それはつまり、資本主義経済世界の破綻を意味する。著者は、互いが経済優位に固執する以上は世界破綻は避けられないだろうし、それら人智を超える「愛の経済」でなければ乗り切れないのではないかと説く。読了しました。 2012/07/04
キッチンタイマー
0
ソブリンリスクを説明。授業を聴いているような感じでたとえ話が多いが、言ってる事はわかる。日本のソブリンリスクはもちろん赤字国債だけれども、そもそも税金を投入するものは利益度外視であるから、国債分の償却は税金になるのは最初から決まってる事じゃないかなと思ったり。2012/06/02