内容説明
世界一ヤバい宗教学入門。「神」と「宗教」と「ビジネス」のカラクリ。
目次
序章 宗教が「戦争」を引き起こす唯一の理由
第1章 人はなぜ神を必要とするのか
第2章 宗教と統治のヤバい関係
第3章 はたして「神」は存在するのか?
第4章 日本人だけが知らない「仏教」の本当の歴史
第5章 現代に続く「日本教」はいつ生まれ、どこへ向かうのか?
最終章 「神」と「宗教」から完全に自由になる方法
著者等紹介
苫米地英人[トマベチヒデト]
1959年、東京生まれ。認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)。計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)。カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同CyLab兼任フェロー、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、中国南開大学客座教授、苫米地国際食糧支援機構代表理事、米国公益法人The Better World Foundation日本代表、米国教育機関TPIジャパン日本代表、天台宗ハワイ別院国際部長、公益社団法人自由報道協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミッキー・ダック
23
著者は脳機能学者にして仏教学者。人間の信仰心は認めるものの、絶対神を信じる西洋的宗教は勿論、中国経由の日本仏教も否定し、釈迦の教えに立ち戻る。「空」概念は正直良く分からないが、現代科学が到達した世界観に一致するようだ。本書の特異なのは、絶対神を振りかざす宗教が、人間の心を操ることで、勇んで戦争に向かわせたり、苦境を打開する意欲を奪っていることへの怒り、そして宗教を利用して人間を食い物にする政治やビジネスへの怒りがベースにある事だろう。人間の生存権と機会均等を主張し、国家不要論まで踏み込む。 2016/07/27
そらねこ
20
アメリカの土台がキリスト原理主義によって成り立っているという事を再認識させられたがイスラム原理主義にも言及して欲しかった。仏教…というより釈迦の教えが他の宗教と違うという点にも納得。前半は面白く読めた。ただ、三分の二あたりから自論が展開されるが、少々偏り気味なのはいなめない。宗教や政治を利用して人を操ろうとするものを再認知するのには良いかもしれない。ただ、着地点がだいぶずれたんじゃないかな?2016/07/30
こだま
10
仏教の始まりの話や日本とユダヤ人の関係の話は面白かったです。最後の方はなんだか気持ち悪かった。2016/04/27
ひまわり
6
「神は死んだ」ことの証明から仏教のトリックなどから切り込んで、最終的に自分が教えているコーチングプログラムの宣伝なのかなと思う。キリスト教についてはあまりにも不勉強でつっこみどころが満載。三位一体の意味もわかっていないようだ。ただこれからの世界にとって分配が重要であることは同意。お金をなくす国家をなくす・・・までいくと理想論すぎてなかなか賛同できないが意識を凝り固まらせないことは必要でしょう。2016/12/20
高光浩二
6
ハマりに行ってる人もいる。ハメに行ってる人もいる。2016/01/16