内容説明
世界中に愛好家を持つボード・ゲームの王様、チェス。計画性をもって行動せよ、ライバルの行動に目を配れ、人材をムダにするな、小さなアドバンテージを求めよ…これらのチェス法側は、ビジネスにもすっかりあてはまる。経営コンサルタントでもあるチェス界きっての賢人が説く、チェス思考の極意とは。
目次
戦うのは相手ではなく、チェス盤だ
正しい直感を見逃すな
計画を持ってプレーせよ
敵の動きを見よ
マテリアル(駒)を無駄にするな
主導権を握れ
センターで戦え
駒は、すばやく有利に動かせ
手を広げすぎるな
弱みを強さに変えよ〔ほか〕
著者等紹介
パンドルフィーニ,ブルース[パンドルフィーニ,ブルース][Pandolfini,Bruce]
世界的に著名なチェス指導者。チェス界のバイブル“Chess Life”の常連コラムニスト。現在は、若手プレイヤーの指導の傍ら、コンサルタントとしてフォーチュン500企業の多数の経営者の相談にのっている。ニューヨーク在住
田村英男[タムラヒデオ]
兵庫県生まれ。大阪工業大学工学部卒。重機メーカー勤務を経た後、現在に至る
岡山徹[オカヤマトオル]
翻訳家。コラムニスト。作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よいどれ廃人
1
一応はチェスの戦術書だが、それを通した仕事への取り組み方を説いたビジネス書の様相の方が強い感じ。 チェス好きの自分としては楽しめ、実践してみようかという項目もあった。部下や後輩の教育にも使いたいが、自分の会社の周りにはチェスを嗜む人が皆無なのが残念。2011/09/20
mita
0
戦うのは相手でなくチェス盤2015/07/27
ゆー
0
印象的な出だし。思考力を上げるために…。 "チェス盤上の同じ色のマスが並ぶ斜めの列をダイアゴナルといいます。実際のゲームでは、あらゆる目的に利用できる法則をダイアゴナル・ショートカット(敵の裏をかく早く簡単な方法)といいます。適切なダイアゴナル・ショートカットを使えば、他のどんな手段を使うよりも早く有利な展開に持ち込めます。小さな可能性を探すために、プレーヤーはダイアゴナルに考えます。"2012/02/11
Yuki
0
将棋は嗜む程度、チェスはルールだけ知ってる人の感想。 チェスの格言、考え方は他のゲーム(将棋や格ゲー)やビジネスに通じる物がある。 日々の生活にも使える物があると思う。例えば「どんな問題にも少なくとも2つの側面がある」というもの。コロナ危機で多くの人が政府を批判している中、本当に批判しかないのか?全く良いところが無いのか?やコロナの自粛で家に籠もってつまらない時も逆に今だから出来ることなどを考えるきっかけを与えてくれると思う。 ゲームが教えてくれることってたくさんある。2020/04/14
Seele
0
チェスそのもののゲーム、考え方に興味があり手に取る。1項目につき5~6ページで、チェスにまつわるエピソードを踏まえながら、チェス的思考をビジネスやライフスタイルに活かすような結論につなげているが、新聞雑誌のコラムのよようで、正直なところ蛇足に感じる。自分としてはEugene A. Znosko=Borovskyの、「How Not to Play Chess(いけないチェスの指し方)」のように、純粋なチェス理論ものを想像していたので、物足りないさを感じたが、軽い読み物としてであれば、ありか。2012/07/02