長屋迷路

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長屋迷路

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  • サイズ B5判/ページ数 175p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784894443839
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

内容説明

下町情緒を充電できる、新しいスタイルの写真本!東京・向島地区には戦火を逃れた長屋や迷路状の路地が多く残り、下町情緒を色濃く留めている。写真と文体で古き良き時代を体感し、癒される1冊!『散歩の達人』の「旧道部」「向島特集」でおなじみの写真家と体験作家が案内する疑似体験写真集。

著者等紹介

中里和人[ナカザトカツヒト]
1956年三重県で生まれ、港町鳥羽の路地でよく遊ぶ。現在、玉の井(向島)に通いつめた荷風と同じ市川市在住。2000年に墨田区京島の長屋で写真展「長屋迷路」を開催して以来、向島撮影散歩を続けている。会場探し、会場作りを含めた写真インスタレーションを、那覇、富士吉田、青梅、トルコなどの市場、工場、空店舗や洞穴で開催する。『キリコの街』(ワイズ出版)で第十五回写真の会賞受賞

中野純[ナカノジュン]
1961年東京都杉並区生まれ、小田急沿線、千里ニュータウンなどを経て、東京都西多摩郡日の出町在住。体験を作り体験を書く、体験作家。「真冬のムーンライトハイク」などのイベントを企画・案内する、夜山ガイド。有限会社さるすべり代表。少女まんが館世話人
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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misui

5
東京・向島の風景。思えば東京は火災・震災・戦災の度に灰燼に帰していたわけで、外からの人の流入も激しく、まずもって生活を成り立たせるために「とりあえず」そこに居着くことが人々の意識の根底にある。下町のあの猥雑さも、日当たりや生活スペースを求めるという必要から生まれたものであるし、路地を侵食する植木鉢やトロ箱の植物群が生み出す独特の景観は、各住居から溢れ出た住人の意識を映し出すものと言ってもいい。そう考えると下町散策がより楽しくなりそうだ。2014/07/24

さびる

0
東京という街が生まれ、成長する中で捨ててきた、生のままで残る街の原景を、向島の迷路のような路地に追い求めて写真に収める。収録の文章が左から右へ読むよう構成された、写真家と体験作家が案内する疑似体験写真集。 向島の木造平屋が密集する路地界隈を散歩しながら撮った写真で綴る迷路案内。路地は”室内の氾濫”。2005/03/16

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