内容説明
母と村の女たちがつむぐ、ふるさとのくらし。
目次
1 母と過ごした日々(牛の睫毛;新年のにぎわい;節句と母の楽しみ ほか)
2 晩年の母(娘とひとつ心になって;告白;死者たちから受けとるもの)
3 亡き母への鎮魂のために(天草気質;切腹いたしやす;くさぐさのお祭 ほか)
著者等紹介
石牟礼道子[イシムレミチコ]
作家。1927年、熊本県天草郡に生まれる。1969年『苦海浄土―わが水俣病』は、文明の病としての水俣病を鎮魂の文学として描き出す。1973年マグサイサイ賞受賞。1993年『十六夜橋』で紫式部文学賞受賞。2001年度朝日賞受賞。『はにかみの国―石牟礼道子全詩集』で2002年度芸術選奨・文部科学大臣賞受賞。2002年7月、自作の新作能「不知火」が東京で初上演、2004年8月には水俣の百間埋立護岸で奉納公演が行われた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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