内容説明
漢詩を読み解く最良の入門書として名高い『漢詩入門』のほか、漢詩の歴史や、漢詩をめぐって織りなされる人間模様を収録し、漢詩の魅力を余すところなく語り尽くした、漢詩ファン待望の一書。
目次
1 漢詩入門(桃と花嫁―『詩経』「桃夭」;世は溷れ濁りて―『楚辞』「離騒」 ほか)
2 漢詩の世界(漢詩の諸相;唐詩散策)
3 現代に生きる漢詩(夏目漱石と漢詩;漢詩が結ぶ人と人;漢詩は遠くなりにけり)
4 漢詩閑話
著者等紹介
一海知義[イッカイトモヨシ]
1929年、奈良市生まれ。旧制高校理科コースへ進んだが、文学への思いが募り、京都大学文学部中国文学科に進学し、高橋和巳らとともに吉川幸次郎に師事。53年卒業後は、神戸大学教授、神戸学院大学教授を歴任。現在、神戸大学名誉教授。専攻は中国文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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