内容説明
サブプライム問題、原油高騰として現実化した世界の混乱。国際金融に通暁しつつも、金融分野に留まらない幅広い視野から、金融の過剰な肥大化と経済の混乱にいち早く警鐘を鳴らしてきた“ミスター円”。ニュースや株価だけでは見えない、いま生じつつある世界の大転換の本質に迫る!国際金融の第一人者が読み解く世界の「いま」。山折哲雄氏との特別対談を収録。
目次
序 世界と日本
1 国際金融を読み解く―肥大化する金融の歪み
2 世界経済を読み解く―グローバル化の本質は何か
3 アジアを読み解く―インド・中国の台頭にどう向き合うか
4 日本を読み解く―「平和」こそ日本的なるもの
5 対談 日本の教育を問う!
著者等紹介
榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年生まれ。元大蔵官僚、経済学者。1964年、東京大学経済学部卒業。1965年、大蔵省入省。1969年、ミシガン大学経済学博士号取得。1971年、国際通貨基金(ワシントン)派遣職員。1977年、埼玉大学助教授。1980年、ハーバード大学客員準教授。1991年、大臣官房審議官(国際金融局担当)。1993年、国際金融局次長。1994年、会計センター所長兼財政金融研究所長。1995年、国際金融局長。1997年、財務官。1999年大蔵省退官。その後、慶應義塾大学教授を経て、2006年より早稲田大学教授。インド経済研究所所長も務める。国際金融局長時代、外国為替への積極的な介入を行い、マスコミや為替ディーラー関係者から“ミスター円”と称された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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