内容説明
1980年5月、隣国で何が起きていたのか?そしてその後は?あの光州事件は、まだ終わっていない。1980年5月に起きた現代韓国の惨劇、光州民主化抗争(光州事件)。凄惨な現場を身を以て体験し、抗争後、数百名に上る証言の収集・整理作業に従事した韓国の大作家が、事件の意味を渾身の力で描いた長編小説。
著者等紹介
宋基淑[ソンギスク]
1935年7月4日、韓国全羅南道長興郡生。現在、和順(ファスン)に居住。1962年に文学評論で文壇デビュー。1965年‐2000年、全南大学、木浦大学にて教授を務め、小説論を講義。1978年、全南大学10名の教授と朴正熙軍事独裁を批判し、懲役4年を求刑、1年間服役。1980年、光州民衆抗争の首謀者として逮捕され、内乱罪で懲役5年を求刑、1年間服役。1984年から7年かけ長編小説『緑豆将軍』(全12巻)を執筆する傍ら、独裁政治を糾弾する講演に奔走する。1987年“民主化の為の全国教授協議会”の設立を主導し、初代共同議長。2000年、全南大学を定年退官。2004‐6年、“光州文化中心都市造成委員会”委員長(国務総理級)就任。詩人の高銀、申庚林、評論家の白楽晴氏らと交友を深め、3人と共に韓国作家会議(旧、民族文学作家会議)理事長を務めながら、今日の作家会議の礎を築き上げた
金松伊[キムソンイ]
1946年8月20日、大阪市東成区生。中学校までは日本の教育、高校から民族教育を受ける。1969年、朝鮮大学校文学部を卒業。1996年まで大阪朝鮮高級学校にて教鞭を取る。現在、近畿大学、関西学院にて非常勤講師を務める傍ら、宝塚にて韓国語翻訳『ムグンファの会』を主宰。韓国ポリ出版社企画委員、韓国クルスギ教育研究会会員、在日本朝鮮文学芸術同盟盟員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ハッカ飴
BJ