内容説明
“いま・ここ”から人類文明史の真理を開示する。
目次
2部 東西文明の交差する“主体の世界遍歴”へ(承前)(地中海世界の青銅器時代から鉄器時代への遷移;古典古代ギリシア文化の原点)
3部 古典古代ギリシアから始める、ギリシア神話から始まる(ギリシア神話の発祥から、ゼウスの世界三分割へ;叙事詩遍歴とゼウス主神の白い世界三分割、ならびに黒いルーツのエティオピア人)
4部 ポリス的動物の視覚的イマーゴ(心像)はいかにして形成されたのか?(古代的“生”を生きるギリシア的実存の“観照”;共同体と“英雄”の時代における古オリエントと古典古代ギリシア ほか)
5部 運命が織りなしたアテネ民主制の起源から終末まで(運命が織りなしてゆく古代ギリシア社会史の転変;アテネ民主主義の日常宗教生活とエーゲ海上の内外関係 ほか)
6部 アテネ民主主義の衰亡は、カイロネイアの敗北で決定的となる(ポリス国家の軍事問題から疎外現象まで;古典古代ギリシアの明るい闇 ほか)
著者等紹介
いいだもも[イイダモモ]
本名・飯田桃。1926年東京生まれ。作家、批評家、そして活動家。東京大学法学部卒。日銀を退職後、地域と東京でさまざまな政治・文化活動に従事する。60年代には新左翼諸派の統一をめざす共労党を結成、また「べ平連」を創立するなど、各種の反戦・市民運動に積極的に関与する。以後今日に至るまで、つねに現代文明と資本主義をその思想的根底から問い直す、多彩な言論・評論活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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