歌集 回生

歌集 回生

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  • サイズ A5判/ページ数 110,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784894342392
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

内容説明

脳出血で斃れた夜から迸り出た短歌一四五首。著者の「回生」の足跡を内面から克明に描き、リハビリテーション途上にある全ての人に力を与える短歌の数々を収めた伝説の書を、遂に公刊。

目次

1 復活
2 病気の感覚
3 回想の地層
4 自然の中に
5 山姥
6 回生

著者等紹介

鶴見和子[ツルミカズコ]
1918年東京生まれ。39年津田英学塾卒業、41年ヴァッサー大学哲学修士号取得。65年ブリティッシュ・コロンビア大学助教授、66年プリンストン大学社会学博士号(Ph.D.)取得、69年上智大学外国語学部教授、同大学国際関係研究所所員(~89年。82~84年同所長)。現在、上智大学名誉教授。専攻、比較社会学。95年南方熊楠賞受賞。99年度朝日賞受賞
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感想・レビュー

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アオイトリ

20
河合隼雄のオススメ)社会学者、鶴見和子は脳出血で倒れた後、歌がほとばしり出たという。「我もまた動物となりてたからかに唸りを発す これのみが自由」「今一番おいしいものは外の空気 弥生三日の陽はあたたかく 風冷ややかに」目線は病床から、やがて自然へ。受容の境地は穏やかです。「車椅子に乗りて歩めば目線低く小さき花の溌溂を見ゆ」「おおらかに死を語りあう友のありて かがよい熄まず我が老いの日々」2023/05/02

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