Bourdieu library<br> 芸術の規則〈1〉

個数:

Bourdieu library
芸術の規則〈1〉

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 21時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894340091
  • NDC分類 701
  • Cコード C1030

内容説明

文芸批評をのりこえる「作品科学」の誕生。「内的読解」と「外的読解」の不毛なアンチノミーを克服し「文学場」の生成と構造を活写。

目次

フローベールの分析者フローベール―『感情教育』のひとつの読み
「場」の三状態(自律性の獲得―「場」の出現の決定的段階;二元的構造の出現;象徴財の市場)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

14
再読。こんなすごい本だったか。プロローグで『感情教育』内の文学、芸術場の分析。本文ではその著者フロベールを中心として、彼が二つの否定(ロマン主義にもレアリスムにも)によって自分の立場を獲得することについて。社会学的分析は単に作品を環境の産物に還元するのではなく、作家がいかにしてその環境の決定要因から抜け出し「創造主」となったのか理解することを目指す。そのためにこそ、名もなき郡小作家を学ぶことに意味がある(大作家たちも、彼らへの反発によって自己形成した)。商業的成功と同業者評価は常に交差配列(ヒエラルキー逆2022/11/13

ラウリスタ~

12
フロベール『感情教育』の社会科学的読み方の提示をプロローグにする。文学作品をある時代、地域、社会階層の必然的結果として説明するのではなく、そこからの解放を可能とした作家の芸術的独自性を説明するために、逆説的に、社会科学的読解は有用。「知識人」とはゾラによって発明された地位だが、それは政治的に積極的に参加することによってではなく、その逆に、文学が社会的な規定の数々(道徳的、政治的な)者から独立しているとする「文学の自律性」を打ち立てたことによって、初めて可能になったアンガジュマンなのだ。といった感じの逆説美2018/01/27

nranjen

6
わからないところは大学図書館で借りてきた原文(文庫!?)で確認しながら、メモ取り、重要なところは抜き取りしながら読んだ。でもまだまだモレがありそう…。そもそもブルデューの文体が論述のプルーストかと思われるほど関係詞で後にずらずらと連なっていくタイプらしく、訳出(正確)も大変だったと思うけれど、そんな訳を読むのも結構面倒な作業なのだ。でもよく読むと小ネタも面白いし、大枠も面白い。概念の構図も面白い。何より今目の前の現実にも応用できる。一冊で何度も美味しい。2019/06/30

nranjen

3
再読。持ち本だと何度も読めるという長所があることを実感。どの単語がどのような言葉で訳されているのかを注意深く見てみる。序は文学と社会学についての著者の姿勢を打ち立てる宣言文でもあることに気づく。 第二巻を読まずに売ってしまったことも(/ _ ; )2019/04/19

鏡裕之

0
『ディスタンクシオン』で切れ味を見せたブルデューも、さすがに切れ味なしという感じか。フローベールの小説の登場人物について、人物が所属する<場>を分析してみせているが、「……で? だから、何?」という感じ。当時は斬新だったのかもしれないが、今から見ると、凡庸。2015/07/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/488646
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。