内容説明
江戸風俗研究家杉浦日向子さん他メンバーによる、書き下ろし「ソバ屋憩いガイド」。
目次
特選五店
東京都心のソバ屋
深夜に食べるソバ屋
東京郊外のソバ屋
旅先“東”で出会ったソバ屋
旅先“西”で出会ったソバ屋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
57
蕎麦に対する含蓄ではなくソバ屋の外観、玄関。店内の様子、従業員の態度、お酒、おつまみ等々隅々まで語られてまさに「ソバ屋で憩う」楽しく読むことができました。改めて関西では憩う蕎麦屋さん少ないのかな?蕎麦大好きなので憩える蕎麦屋探してみます。本文から(暮らすということは、時間をつなぐことであり、酔ってうやむやに終わる一日からは暮らしの実感は生まれてこない)お気に入りの言葉。2014/04/21
nizimasu
8
ちょっと「ソ連」とはきな臭いネーミングですが、おそば好きのグループによるソバ屋さんのガイドブック本。だが、そこは杉浦日向子さんが著者に名を連ねているだけあって、なかなかくせ者の江戸の風情を漂わせる店が多いのが特徴か。老舗という意味ではなく、さらりと入って酒を引っかけせいろで頂くような気軽さがあるお店がずらり。途中、解説の中に最近民芸調の店が多いというのは、今も昔も変わらないのかな。かなり行ってみたいお店が多数で城南エリアはぜひ攻めてみたい2014/11/07
Moeko Matsuda
3
古い本なので、紹介されている数々の名店が全て残っているわけではないかもしれないが、どこかに出かける時には必ず目を通してから行きたい、憩いのガイドブック。江戸の文化に憧れて、粋な昼下がりというものを味わってみたい私には教科書的な存在。焼き味噌と冷やでぼんやりしながら蕎麦を待つ時間なんて、これ以上の贅沢は他にありませんなぁ!
siempre887
2
まずタイトルがいい。ソバ屋で憩える人になりたい。廃業したお店はあるものの、時を経てもすばらしいお店がたくさんあって、エッセイ風のお店の紹介に引き込まれてしまう。薀蓄がいちいちなく、とにかくソバ屋っていいものなんだなと思える本です。2010/07/14
湘南☆浪漫【Rain Maker】
1
蕎麦屋さんの紹介なんだけど、一切蕎麦の写真がないという異質な一冊。 文章だけで想像させる蕎麦は、好奇心をそそられる…。 ソ連とはソビエト連邦…ではなく、ソバ好き連の略だそうで。 仲間に入りたい(苦笑) でも、自分はラ連か…ラーメン好き連www2020/04/29