アメリカ人の俗物根性を仔細に大解剖

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784893613745
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0036

内容説明

そもそも人はスノッブ(俗物)に生まれるのか、それとも、成り上がる過程でスノッブになるのか?他人よりちょっと上だと思いたい意識と、伝統・文化が欠落している風土が相まって、アメリカで見事に花開いた俗物精神。しかし、ワスプの栄華が過ぎ去ったいま、アメリカでは別の種類の俗物主義が蔓延している。他人と差をつけるための食べ物、ワイン、車、居住地区、ファッション、大学、政治―流行の最先端を走りたがり、有名人好きで、子供自慢がやめられないアメリカ人たちの実像を活写。ユーモアと鋭い洞察、うんちくと自身の自慢話を織りまぜた見事な描写が、読者の爆笑を誘う。このテーマをこれほど広範に掘り下げた本は、ウィリアム・サッカレーによる「The Book of Snobs」(1848)以来。本書はアメリカ人の苦笑と賞賛を浴びながら、ニューヨークタイムズ・ベストセラー・ランキングを一気に駆け上がった奇書である。

目次

似たもの同士
スノッブとはなにか?
俗物性はどのように作用するか
スノッブと民主主義
職業的な序列に見られる俗物主義
ワスプの栄華よ、いずこへ
階級がなくなるほど増加する俗物
趣味のよしあしの決まり方
スノッブのいない領域はあるのか?
ステータス、この恐ろしくばかばかしきもの〔ほか〕

著者等紹介

エプスタイン,ジョゼフ[エプスタイン,ジョゼフ][Epstein,Joseph]
シカゴで生まれ、同地で教育を受ける。1974年よりノースウェスタン大学で英語と文章技術を教えている。その間、1975年から97年までは「アメリカン・スカラー」誌の編集者を務めた。さらに「ニューヨーカー」「アトランティック・マンスリー」「ハーパーズ・マガジン」「コメンタリー」などに多数寄稿している

広岡結子[ヒロオカユウコ]
1956年石川県生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒業。富山県在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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