内容説明
弘法大師(空海)は、日本に初めて真言密教をもたらしたことで知られているが、それだけではない。農耕、土木、建築、天文、書画、教育など、さまざまな分野で類まれな才能を発揮し、「万芸の天才」ともいわれている。その一方でまた、庶民大衆の生活の実践指導者でもあった。宗教的救いに片寄ることなく、人々の現実の生活の上に幸福を実現しようとした弘法大師の言葉は、困難を乗り越えながら人生の成功を勝ち取るための羅針盤になるにちがいない。
目次
1章 自分を見つけるために
2章 本当の生き方を探すために
3章 ものごとをどうとらえるか
4章 “学ぶ”ということの意味
5章 行動する勇気をもとう