国民のための戦争と平和の法―国連とPKOの問題点

国民のための戦争と平和の法―国連とPKOの問題点

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  • サイズ B6判/ページ数 343p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784893462763
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0036

目次

プロローグ 国際法を知らないとあなたも殺される
序章 戦争と文明
第1章 PKOの問題点
第2章 国連の本質
第3章 国際法とは何か
第4章 戦争の法
エピローグ 国際法とは「戦争と平和の法」である

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIRACLE

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現代世界の戦争と、その本質について論じた本。現代の国際関係は主権国家が単位だ。そして、各主権国家は互いの了解をもって共存を図っている(209頁)。そのため、現代世界において戦争は、国家間の紛争解決の最終的な手段という本質的な役割を担う。つまり、国際紛争解決の手段として割りきらないと、戦争の本質を見誤るのだ(101頁)。そして、軍隊は国家主権を確立するための独立組織だ。ところが、日本は戦後、警察の補助組織として、自衛隊を創設した。そのため、自衛隊はその活動に法的な根拠を要する「異形」の軍隊になっている。2016/02/28

MIRACLE

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読書ノートとレビューを書くために再読。共著者である色摩氏は冒頭で、小室直樹『新戦争論』の共著者として登場する「ホセ・マリア・アラネギ」は、自分のペンネームであることを告白している(当時は現職の外交官だったので、「戦史研究会」の代表だった小室氏を前面に出した)。『戦争と平和の法』を読むと、『新戦争論』の実質的な作者は色摩氏であったことがわかる。2016/03/07

イチロー

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戦争とは国際紛争手段解決の最終手段である。この定義から戦争をなくすためには、戦争以上に合理的な手段を考える必要がある。日本人はそれを国連が担ってくれていると考えがちである。しかし、実際には国連は世界警察のようなものではなく、第二次世界大戦後に勝戦国を中心につくられた団体である。国際連合は誤訳であり、United Nationsは連合国などと訳すべきだった。この本ではこのようなUnited Nationsの成り立ち、問題点を述べている。2013/06/08

Tenjiku

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国連の成立過程についての本。このような背景があったとは知らず驚いた。2009/05/29

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