感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
4
宇宙は記録されたテープの再生である。カットアップ三部作での世界観をギャングの死ぬ前の速記録をシナリオ形式で描くと、死に向けて生を再生する映画に似ていた。隠語や少年グループの性的儀式と暴力、さらにクィアな立場が鮮明な本書の物語は、カットアップをモンタージュに置き換えてさらに映画に似せてきたように見える。映画が、運動を見せるために破壊と暴力を撮り続け、客観性を装いながらサディスティックなカメラの主観を前面に押し出す捏造装置であるというフィルタを通すなら、本書は、映画の暴力性をむき出しにする精緻な擬態のようだ。2020/11/24
a.k.a.Jay-V
1
やっぱ耽美、やおい、BL、腐女子って同工異曲かもしれない。品のないバタイユ。ゲスの極みバロウズ。SupremeのバロウズTシャツをゲトった人の中で本書を読んだ人(又はバロウズの著作を一冊でも読んだ人)いや、バロウズ自体知ってる人は何人いるのだろうか? 欲しかったなぁ〜。2017/11/16
longscale
0
こいつは自分で買った。あっという間に絶版に。