てんぐのそばまんじゅう

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 40p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784893253118
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

てんぐは生きている。むかし、かむろというやまんなかに、じいさまとばあさまがすんでおった。あるはるのひのこと。ふたりがわらびをつんでいると、うらのはやしでえだのおれるおとがして…。山形県新庄市が主催した「新・昔話」で受賞したお話を絵本化。

著者等紹介

深山さくら[ミヤマサクラ]
山形県上山市生まれ。(社)日本児童文芸家協会会員。『かえるのじいさまとあめんぼおはな』(教育画劇)で第19回ひろすけ童話賞受賞

長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年、大阪府生まれ。「おたまさんのおかいさん」(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞、「ぼくがラーメンたべてるとき」(教育画劇)で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つくよみ

59
図書館本:昔むかし、ある山の中に、じいさまとばあさまが住んでいた。そこに、足を折った天狗が助けを求めに来て?小心者のじいさまは、天狗に怯えてなにも出来ないが、世話焼きのばあさまが細々と手当てをしたので、すっかり良くなった天狗。お礼にと残していったのは・・・?というお話。天狗に対して、どこまでも疑い深いじいさまと、大らかなばあさまの対比が面白い。山の自然を司る天狗。と言う設定も、なんとも日本の昔話の王道と言う感じだった。ダイナミックな絵柄が、お話の大らかな雰囲気に、ぴったりマッチしている作品。2014/01/13

keroppi

50
図書館にて。足を折ったてんぐに世話をやくばあさま。人には親切にするもんだ。太い筆運びが、あたたかさを感じる。2018/10/28

shiho♪

25
図書室絵本。創作昔話絵本だそうな。 老夫婦の家に怪我をしたてんぐが現れた!おじいさんはおっかなびっくりだったのに対し、おばあさんは肝が据わっていて、介抱してあげて優しい。てんぐからお礼としてもらったそばの実は、どんどん育ってそばまんじゅうに。その美味しそうなこと。 長谷川義史さんの絵が本当に味わいがあってぴったりです。 秋の収穫の時期から冬までの読み聞かせに。2021/10/11

舟江

14
ストーリーもさることながら、長谷川義史の絵が味わい深い。それにしても、何と太っ腹のばあさまであろうか。2021/07/25

ヒラP@ehon.gohon

14
高齢者介護デイサービスでの読み聞かせ本として選びました。 あまり知られていない、味わいのある昔話だと思います。 骨を折ってしまったというてんぐに対する、おじいさんおばあさんの対比が面白いと思いました。 意外と臆病なおじいさんに対して、おばあさんの優しくも堂々としたところは、納得してしまいました。 てんぐが置いていったお礼のそばの実から、いっぱいのそばが実ります。 おじいさんはいやいや口にしたようですが、本当はそばが大好きに違いない。 と、そば大好きな私は思います。(約6分30秒)2016/06/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/649719
  • ご注意事項