幻日

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784893091963
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

新鋭作家、衝撃のデビュー作。戦慄のカルトホラー。虚構の中に潜む真実、静謐な恐怖。

著者等紹介

福沢徹三[フクザワテツゾウ]
1962年、福岡県生まれ。高校卒業後、営業、飲食、アパレル、土木などさまざまな職業を経験した後、デザインプロダクション、広告代理店勤務、百貨店アートディレクターを経てフリーに、現在専門学校講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なっち

34
ずっと『再生ボタン』という本を読みたい本に登録していたのですが、どうしても手に入らないので単行本を図書館で借りました。これがデビュー作とは!!やっぱり私は福澤さんの文章が合います。いろんなニュアンスがあって楽しめました。これぞ福澤ホラーの原点!2022/03/04

ROOM 237

16
図書館保存庫からお借りした21年前の福ちゃん短編集。ありがたや。廃車モノ、実話怪談会系、事故物件から古井戸モノまでの10篇は時代も様々でどれもじっとり湿度の高い良作揃いでした。ミステリのように考えながら読める所や、「ラストどうだった?騙された?」と福ちゃんのしてやったり顔が浮かぶような、ただ怖がらせるだけではないのが流石。古い時代から繋がっている怪異の話などはもちろん怖いんだけど、花や石畳みなど趣きのある景色が浮かび上がってくるのが良いなァ。実話系以外で一番好きな福ちゃん本に決定!2021/02/16

Meg Mog

10
久々の正統派…かな。「怪談」だけオチが急に生々しいんだけど、あれはどういう意味なのかな?「廁牡丹」、想像してまうやないかー!!「仏壇」が1番怖かった。でも1番怖いのはあの風貌でこんな話書いちゃう福ちゃんw2020/02/06

三柴ゆよし

7
「厠牡丹」、「釘」、「廃憶」の三篇がフェイバリット。夢と現実、彼岸と此岸の境界が、ひどく曖昧な世界。内田百閒というよりは、吉田知子みたいな作品もいくつか。帯の惹句には「戦慄のカルトホラー」とあるけれど、作者はむしろ伝統的な「怪談」の質感をかなり意識しているようだ。あくまで静謐な恐怖を味わえる短篇集。ひとり眠れぬ夜に読むにはもってこいの本だろう。2010/10/12

ケロたん

3
幻日:ある意味、男にとっては羨ましいかも 怪談:色々寄せ集めた話を一つにまとめてオチまでつけてます。 仏壇:他の作家で仏壇を預かって怪異に合うのがあったような・・  廃億:記憶が残るの厭だわ2014/10/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/222082
  • ご注意事項