内容説明
ここに紹介した献立は、ファストフードやファミリーレストランのメニューではなく、私たちの税金を使って、教育の現場で出されている食事です。子どもは、メニューを選ぶことができず、「残さず食べましょう」と先生に言われて、ハンバーガーやアメリカンドッグ、菓子パンが主食の献立を食べています。文部科学省は給食を「生きた教材」と言っているのに、「子どもが喜ぶからこれでいい」と見過ごしてしまっていいのですか。
目次
第1章 変な給食特別選抜地区
第2章 前作『変な給食』へのご質問、ご批判にお答えします(たまに出てきた変な給食を取り上げて、挙足を取っているだけではないですか?;子どもが喜んで食べてくれる給食のどこがいけないのですか?;ご飯(米)ばかりでは、子どもたちが食べないのではないでしょうか? ほか)
第3章 変な給食甲子園(北海道・東北ブロック 優勝・岩手県盛岡市;関東ブロック 優勝・東京都町田市;中部ブロック 優勝・山梨県都留市 ほか)
第4章 完全米飯給食を実行したリーダーに訊く(前蒲郡市長・金原久雄;前三条市長・高橋一夫;幕内秀夫)
著者等紹介
幕内秀夫[マクウチヒデオ]
1953年、茨城県生まれ。東京農業大学栄養学科卒業。専門学校の講師を務めるが、欧米模倣の栄養教育に疑問をもち退職。日本列島を歩いて縦断、横断などを重ね、「FOODは風土」を提唱。伝統食と健康の研究を行う。プロスポーツ選手の食生活指導、企業の社員食堂、幼稚園・保育園の給食改善、そして食生活に関する講演会や執筆など、精力的に活動。「フーズ&ヘルス研究所」主宰、「学校給食と子どもの健康を考える会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。