内容説明
由香ちゃんはサッカーに夢中で、将来はなでしこジャパンに選ばれるのが夢の小学五年生。まじめで物知りなお父さんと、優しくてしっかり者のお母さんの3人で暮らしています。ある日のテレビで、中国の人たちが日本のお店や車を壊しているニュースを見た由香ちゃんがお父さんに「どうしてこんなことをするの?」とたずねると…。大事なことだから家族みんなで考えたい“領土のこと”。
目次
1章 領土ってなあに?(領土について考える前に;国として大切なこと;国の誇り;考え方の違う国;自分の意見を持つこと)
2章 どうして中国は日本の店や車を壊すの?(いじめっ子にはみんなで力を合わせて;日本の主張と中国の主張)
3章 どうして韓国は大人げない主張をするの?(力で奪われた竹島)
4章 どうしてロシアは領土を返さないの?(戦争で奪われた北方領土;勝ち負けの話)
著者等紹介
武内胡桃[タケウチクルミ]
大学卒業後、出版社を経てフリーの編集者、ライターとして活動
かなき詩織[カナキシオリ]
埼玉県出身。1997年に少女漫画雑誌『ちゃお』にてデビュー。児童向けのまんがを中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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sakuma
1
子供向けの読みものなので「何が正しい情報か」は自分で考えてみようね、という姿勢だが、意見としてはどれも歴史的に日本の領土であると説明している。現在に至るまでの経緯を、国を家庭に例えたりして、簡潔にまとめているので大体の流れを知りたい人や子供向けにはいいと思う。北方領土についても述べられているのがよかった。2014/04/25
yuji
0
子供の夏休みの宿題のテーマが北方領土。この本はパパ、ママ、娘でのディスカッションを中心に色々な意見、わかりやすい例えを交えながら話が進められる。北方領土は戦争の勝者と敗者の国境線の攻防だが、尖閣諸島と竹島は不当な言いがかりにすぎないのは子供でもわかる。1対1ではなく複数の国と連携し国際司法の訴えていくしかない。2019/07/30