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ナチスドイツと聴覚障害者―断種と「安楽死」政策を検証する

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784892594083
  • NDC分類 498.2
  • Cコード C0022

内容説明

ナチスドイツがヨーロッパを戦禍に巻きこむとともに、600万人のユダヤ人を抹殺したことは、あまねく知られているが、同時に国内の35万人を超える心身障害者に断種手術や「安楽死」を施したことは、一部の識者以外あまり知られていない。本書は本邦はじめて紹介する資料を駆使し、ナチスの蛮行を検証するとともに、反戦・平和・人権と障害者問題について訴え、ネオ・ナチズムの台頭に警鐘を鳴らす。

目次

ハーケンクロイツの旗のもとに―嵐の十二年
ドキュメンタリー
聴覚障害者は抵抗する
最終的解決―狂気のドイツ
強制収容所の文学と芸術
精神障害と「安楽死」
日本への反響、川本宇之介と藤井東洋男
「安楽死」と医学実験
ドイツ抵抗運動と「安楽死」
ニュルンベルク裁判
追及、犯罪人の戦後史
ナチスと南米・ネオファシズム
自由の天地にあっても
ドイツの少年少女たちは学ぶ

著者等紹介

中西喜久司[ナカニシキクジ]
1936年奈良県天理市に生まれる。1942年小学校入学。その年に脳膜炎にかかり失聴。1948年県立聾学校に入学。1962年同志社大学英文学科を卒業。同年京都府立聾学校勤務。1996年定年退職。1965年財団法人全日本聾唖連盟理事、同連盟機関紙『日本聴力障害新聞』編集長。現在、聴覚障害英語教育研究会会長
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