ことばと行動―言語の基礎から臨床まで

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  • サイズ A5判/ページ数 329p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784892426759
  • NDC分類 801.04
  • Cコード C3011

内容説明

ことばは話し手、聞き手、環境の存在があってはじめて成り立つ。言語とは単なる記号のシステムではない。本書では、行動分析学から言語をとらえ、臨床に役立つ基礎・理論的研究から、ことばを育て、支援する具体的な技法まで豊富な事例とともに解説する。言語聴覚士、臨床心理士、教育現場の先生方、ヒューマンサービスの実践現場の方、必読。

目次

第1部 行動分析学からみた言語(言語への行動分析学的アプローチ;言語の生物学的背景:チンパンジーにおける言語行動の合成実験)
第2部 言語の機能的分析(言語の獲得と拡張:条件性弁別と刺激等価性;ひらがなの獲得:音節の分解・抽出;コミュニケーション機能の獲得(要求言語行動(マンド)
報告言語行動(タクト))
言語の行動調整機能:「ふるまい」に影響を及ぼす「ことば」の獲得
言語機能の高次化:ルール支配行動とオートクリティック
認知発達と言語行動:「心の理論」研究から)
第3部 言語の指導・支援・援護(療育、教育、医療、福祉の中へ)(障害と言語行動:徹底的行動主義と福祉;発達障害幼児の言語指導:言語の理解、命名の獲得に向けて;学校教育の中での言語指導:ことばをのばす教育環境づくり;問題行動と言語:機能的コミュニケーション訓練;言語療法における支援技法:記憶障害者に対する日常生活行動へのアプローチ)

著者等紹介

浅野俊夫[アサノトシオ]
愛知大学経営学部教授。文学博士。慶応義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻博士課程中退。専門領域は実験心理学、霊長類学

山本淳一[ヤマモトジュンイチ]
慶応義塾大学文学部助教授。文学博士。慶応義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻博士課程修了。専門領域は応用行動分析学、発達臨床心理学
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