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目次
1章 私のやっかいな特性と対処法(フラッシュバック;強迫性障害 ほか)
2章 私の日常的な特性と対処法(こだわり;感覚過敏(音・におい) ほか)
3章 いつも忙しい私と対処法(忙しい頭の中;外出は疲れる ほか)
4章 私のコミュニケーションと対処法(人とのかかわり;ことばの境界線 ほか)
5章 不登校になってからの私と対処法(不登校時代;人に支えられ ほか)
著者等紹介
なずな[ナズナ]
高校生。2001年生まれ。5才のころに、高機能広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)ADHD傾向と診断される。中学生時代に不登校を経験するが、たくさんの人々の支援を受け、卒業し、通信制高校に入学する。2020年現在、通信制高校を3年で卒業し、体力回復を含めて休みつつ夢に向かって歩んでいる
松本喜代隆[マツモトキヨタカ]
精神科医。長崎県生まれ。長崎大学卒業。関東中央病院で児童思春期精神医学研修、国立療養所天竜病院児童思春期病棟医長、長崎大学病院精神科児童思春期外来代表、五島中央病院、国立長崎中央病院などを経て、現在医療法人清潮会さんクリニック勤務。専門は児童思春期精神医療、統合失調症(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Twakiz
25
幼少期からADHDや強迫性障害などで人間関係に悩んできた20歳女性の方が自筆のマンガで苦しさを説明+精神科医師が対応をアドバイスするといった体裁の本.表紙画像登録されてませんね..精神的に問題のある方が見えている世界はなかなか外からうかがい知ることが難しい,経験者が自分のことばで語り表現されることには大きな意義がある.2021/01/22
香菜子(かなこ・Kanako)
19
発達障害の私の頭の中は忙しいけどなんだか楽しい (自分と向かい合うことで探した私の場合の対処法)。 なずな先生と松本喜代隆先生の著書。発達障害についての本は数多くあるけれど発達障害の当事者が書いた発達障害についての本は少ない。高機能広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)ADHD傾向と診断されたなずな先生の実体験だからすごい説得力。勇気をもらえた読者はきっと多い。2023/08/18
えがお
3
自閉症スペクトラム、ADHD当事者自身の生きづらさ克服方法。ご自身マンガを交えて自分の特性分かりやすく伝えてくれる。生きづらさって他者からは分かりにくいけど、理解できないまでも「こんな感じにつらいのね」が伝わるだけでぐっと違うと思う。 2021/08/18
マイ
1
楽しいと言えるところまでよくこられましたと驚きを隠せない。担当医にも当事者にも敬意を。2022/01/10
nino3
1
発達障害の診断を受けた女の子が、自分の内面の世界や苦しみを漫画で表現し説明を加えている。辛さ苦しさがよく表されていて、誇張でなくこんなふうに感じられるんだろうなと思う。そんな苦しさを抱えてよく生き延びてくれて本を出してくれたんだと感謝したい。間に挟まれた精神科医の解説はなかなか心にしみる言葉が多かった。2021/02/04