内容説明
障害のある人を閉じた世界から開かれた世界へ―「障害福祉は、あわれでかわいそうな障害者に何かいいことをしてあげるものではない」。障害者の輝くいのちに伴走しながら、障害福祉を切り開いていった先達と、元厚生省障害福祉課長の浅野史郎が語る。
目次
1 日浦美智江―重症心身障害のある子どもたちが導いた人生
2 田島良昭―理念と行動力が光る長距離ランナー
3 中澤健―障害福祉専門官からマレーシアへの地道な転身
4 小山内美智子―相思相愛の不思議な関係
5 北岡賢剛―愉快な男が世界を変える
著者等紹介
浅野史郎[アサノシロウ]
神奈川大学特別招聘教授。1948年2月8日生まれ。仙台市出身。東京大学法学部卒業後、厚生省(現厚生労働省)入省。児童家庭局障害福祉課長、社会局生活課長、生活衛生局企画課長などを歴任。1993年11月、宮城県知事に当選。2005年11月まで、3期12年務める。2006年4月、慶応大学総合政策学部教授。2009年5月、ATL(成人T細胞白血病)を発症し、大学を休職。その後、骨髄移植を受け、病気から回復し、2011年5月、慶応大学に復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
5
実は著者が自分の本を出したかったのに出版社からそれが許されなかったので対談集にした、といういきさつがあるせいか、対談内容に著者を取り上げる内容が多く、なんというかそのアピール力。人と語っていながら実は自分を語るという、なんだ、ロキノンかw2019/03/02
笹森 雅弘
0
津久井やめゆり園の事件から六年。本に登場する方々も亡くなったり、色々あるけど、皆さんの当初の思いを感じました。なんか、懐かしいですじゃなく、未来も考えなきゃですね。2022/07/04