内容説明
大人になった発達障害者たちが、今を、これからを、よりよく生きるために必要な取り組みについて書いています。臨床現場ではなく生活世界(家庭、学校、職場、地域など)における発達障害者の体験や困難に注目して書いています。それらの困難に対して、社会政策による解決策を提案しようとしています。
目次
第1部 ひとりの発達障害者が歩んだ道(私の生い立ちと特性;私の就労体験)
第2部 発達障害などの「グレーゾーン」の人たち(「グレーゾーン」とは、どんな人たちか;「グレーゾーン」の若者たちは、どこにいるのか;発達障害者たち、それぞれの働き方・暮らし方)
第3部 どんな困難に直面しているか(「不安定就労」と「不安定収入」;「暴力の連鎖」と「負の社会性」;「社会資源へのアクセス困難」)
第4部 どうやって困難を解決するか(なぜ、社会政策からの提案なのか;「不安定就労と不安定収入」を解決するために;「社会資源へのアクセス困難」を解決するために;開かれたセイフティーネット社会を)
著者等紹介
高森明[コウモリアキラ]
1975年のエープリルフール生まれ。幼い頃より、水頭症、自閉症、MBD(微細脳機能障害)、LDなどの可能性が指摘されたが、診断はつかず、どこにも帰属しない診断不明の障害者となっていた。26歳の時に、アスペルガー症候群と診断され、現在に至る。その経験から、労働にも福祉にもつながりを持たない「目に見えにくい障害者」の問題に目覚め、調査や発言をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
こほ
またの名
ココユキ
kyon