漂流する発達障害の若者たち―開かれたセイフティーネット社会を

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漂流する発達障害の若者たち―開かれたセイフティーネット社会を

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  • サイズ A5判/ページ数 168p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784892402050
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0036

内容説明

大人になった発達障害者たちが、今を、これからを、よりよく生きるために必要な取り組みについて書いています。臨床現場ではなく生活世界(家庭、学校、職場、地域など)における発達障害者の体験や困難に注目して書いています。それらの困難に対して、社会政策による解決策を提案しようとしています。

目次

第1部 ひとりの発達障害者が歩んだ道(私の生い立ちと特性;私の就労体験)
第2部 発達障害などの「グレーゾーン」の人たち(「グレーゾーン」とは、どんな人たちか;「グレーゾーン」の若者たちは、どこにいるのか;発達障害者たち、それぞれの働き方・暮らし方)
第3部 どんな困難に直面しているか(「不安定就労」と「不安定収入」;「暴力の連鎖」と「負の社会性」;「社会資源へのアクセス困難」)
第4部 どうやって困難を解決するか(なぜ、社会政策からの提案なのか;「不安定就労と不安定収入」を解決するために;「社会資源へのアクセス困難」を解決するために;開かれたセイフティーネット社会を)

著者等紹介

高森明[コウモリアキラ]
1975年のエープリルフール生まれ。幼い頃より、水頭症、自閉症、MBD(微細脳機能障害)、LDなどの可能性が指摘されたが、診断はつかず、どこにも帰属しない診断不明の障害者となっていた。26歳の時に、アスペルガー症候群と診断され、現在に至る。その経験から、労働にも福祉にもつながりを持たない「目に見えにくい障害者」の問題に目覚め、調査や発言をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

11
自らも発達障害者であるという高森さんが、ここまで細かい分析をして、文章にまとめあげたことに驚くばかりなのですが、当事者であるからこそ書けることがあるのだと思います。 障害者理解と、問題意識を深める上で、とても参考になりました。2019/10/24

こほ

8
当事者の筆者が大人のはざま問題について詳述した上で制度改革について提言してる本。13年前の状況の過酷さに恐ろしくなった。発達障害も精神障害も随分メジャーになったと思う。ただじゃあ今障害者の自立が易しいのかというと全然そんなことはない。つら。/不登校者はニート・発達障害者の職業適性はやってみないとわからない・感情に逆らうような対人スキルが本人をつらくさせることも・認知療法は本人への否定が前提にある・BIは社会保障や福祉が高騰する・支援のために障害の受容が強要されるのはおかしい 等。教習所型教育課程いいなあ。2023/07/05

またの名

4
困難、障害特性について実体験や心理・精神医学に基づいて語ることは結構されまくった観があるのに対して、社会的側面及び政策面からの分析と提言は本書の他になかなか見当たらない。一見すると教育水準の高い恵まれた層に思える著者も、「グレーゾーン」で苦しむ人々が重篤の精神状態にも快活なリア充ライフにも属せないがゆえに余計にこじらせてしまう社会構造があることを、当事者として身をもって経験したという。学校で、職場で、家庭で、物理的のみならず道徳的暴力までが認知の不徹底と相俟ってセーフティネット実現を難しくする社会とは。2013/12/04

ココユキ

1
発達障害を持つ著者が、事情があって公的支援を受けられていない発達障害者の存在を指摘し、彼ら彼女らがどのように困難を抱えて暮らしているか、彼ら彼女らに必要な支援を届けるにはどうしたらいいのかを記す。完全に理不尽で不幸な状態にいても、本人が気付かない。また、気づいても抜け出す方法がわからない。よって公的支援を受けようと思うまでに至らない、という図式にゾッとした。かといって千差万別な障害者を支援することも簡単ではない。著者の提言は完璧ではないが、優れた土台としてこの先の障害者支援のありかたを考えたいと思った。2015/01/16

kyon

1
事例も豊富だが、何より当事者からの生の声は説得力がある。手遅れということはない。今からできることを当事者とその家族と一緒に考えていきたい。2011/03/22

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