内容説明
マーシャル経済学の現代的意義を検証し、経済学の本質に迫る。「経済モデル」と「理論とデータ」に関するサットン独自の研究成果を集大成、「標準パラダイム」と、それを補完する「境界設定アプローチ」の有効性を明快に説く。サットン経済学の核心を明らかにする待望の書。
目次
第1章 マーシャルの標準パラダイム
第2章 パラダイムが機能する若干のモデル
第3章 パラダイムを超える広い枠組み
第4章 いろいろな理論の比較検証
著者等紹介
サットン,ジョン[サットン,ジョン][Sutton,John]
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授、英国王立経済学会会長。専門は、ミクロ経済学ならびに産業組織論。1948年、アイルランド生まれ。1968年、アイルランドのダブリン国立大学で物理学、数学を専攻、1973年、ダブリン大学トリニティカレッジで経済学修士号、1978年、英国のシェフィールド大学でPh.D.を取得、シェフィールド大学に勤務。その後LSEに移り、現職に就任。その間、東京大学、ハーヴァード・ビジネス・スクール、ハーヴァード大学経済学部、シカゴ大学ビジネススクールで教鞭を執る
酒井泰弘[サカイヤスヒロ]
神戸大学経済学部卒業、米国ロチェスター大学大学院経済学研究科修了(経済学博士)。ピッツバーグ大学准教授、筑波大学教授などを経て、滋賀大学・龍谷大学特任教授、筑波大学名誉教授
堀出一郎[ホリデイチロウ]
一橋大学経済学部卒業。大阪商船株式会社、サントリー株式会社、株式会社TBSブリタニカを経て、麗澤大学国際経済学部教授。2006年4月、麗澤大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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