文学賞メッタ斬り!〈2007年版〉受賞作はありません編

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784891947545
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

選考の謎、授賞のロジック、おなじみ「選評」評…溢れ出る小説愛で益々冴え渡る文学放談。年に一度の文学賞祭り開幕!第2回「メッタ斬り!」大賞発表。最新受賞作全採点「文学賞の値うち」付。

目次

1 メッタ斬り!トークショー 中原昌也、大いに怒る―第一三五回芥川賞、事故の顛末
2 メッタ斬り!が指南!07年版・公募新人賞の傾向と対策
3 毎度おなじみ、選評、選考委員メッタ斬り!
4 津本先生、さようなら―直木賞と津本陽
5 どう変わったの?最新版・文学賞事情
6 受賞作はありません―第一三六回芥川・直木賞考察
7 決定!第二回「文学賞メッタ斬り!」大賞

著者等紹介

大森望[オオモリノゾミ]
1961年生まれ。SF翻訳家・評論家

豊崎由美[トヨザキユミ]
1961年生まれ。ライター。雑誌「GINZA」「本の雑誌」「婦人公論」などに書評を中心に連載。文芸のみならず、演劇、競馬、スポーツ、テレビドラマなどエンターテインメント全般に関心を示し、執筆活動範囲は極めて広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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めしいらず

33
年度版になってまたまた登場。さすがにマンネリ感はあるけど、メッタコンビの言葉には説得力があって、やっぱりオモシロイ。二人が推しに推す中原昌也氏の著作が気になる。前回はW杯方式の採用がつまらなかった「文学賞メッタ斬り!」大賞だが、今回は改善され楽しめた。この本まで歯に衣着せぬ物言いは健在だったのに・・・(2008年版に続く)2013/06/18

佐島楓

21
うーん・・・感性がそれぞれ違うので当然のことですが、万人に支持される小説はまずないんだな、と・・・。体調が悪いとき読んだので少々きつかったです。2013/07/01

ミナコ@灯れ松明の火

21
人が下す評価は主観的なものでしかありえません。だから、人の評価に左右されすぎて自分の主観の軸が揺らいでしまうことは、避けたい・・・・・ということは常に念頭に置きながら読みました。批判するからには返り血を浴びる覚悟を持っているお二人だからこそ、メッタ斬りシリーズ、大好きです。大好きだからこそ長く続いてほしい。内輪ネタに偏り過ぎな感があるのが気になりますが、これからも楽しみにしています。2011/07/12

to_ko

18
★★★★☆ 『ジュンちゃん(渡辺淳一)はねぇ、世の中 自分より上の人ばかりだと思った方がいいですよ、下の作家なんてほとんどいないんだから』。。。書評家・豊﨑さんの辛口&悪口は回を重ねるごとにキレがよくなっているような(笑) 次は『たいへんよくできました編』へ。2020/08/01

chiseiok

16
2004年版を皮切りに06/07/08/12年と続刊がこんなに出てるとは知らなかった。文学賞全般に範囲を広げての”このミス覆面座談会”的なスタンス(あっちはもうやってないし、こっちは全く覆面じゃないけど)の言いたい放題。今回は07年版三冊目。文庫で読んだ一冊目はめちゃ面白かったけれど、本作は若干疲れが出たwのか、読んでるこちらが慣れたのか、やや薄味な気も。でもやっぱり毒舌は楽しいし、本を一冊出せるレベルの言いたい放題は尋常な読書量ではやれないんだなぁ…ていうのがひしひし伝わります。御二方共お疲れ様でした。2016/11/14

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