内容説明
膠着した現代社会に格闘を挑む、当代一の傾奇者絵師・天明屋尚、最新作品集。
目次
神風
トラック野郎
ネオ銀屏風絵山水図
特攻服
ネオ国旗図屏風
九尾の狐
麒麟
鵺
新形六怪撰―東海道四谷怪談
新形六怪撰―番町皿屋敷〔ほか〕
著者等紹介
天明屋尚[テンミョウヤヒサシ]
レコード会社のアートディレクターなどを経て現在、現代美術家として活動。独学で絵画を学び、日本伝統美術を継承、破壊、進化させあらゆる芸術や権威と闘うべく、日本伝統美術の流派を皮肉り、絵で闘う流派『武闘派』を旗揚げし活動。暴力、信仰、社会諷刺など様々な事柄を描くネオ日本画絵師。1966年2月東京生まれ。埼玉在住。1990年12月「第11回日本グラフィック展」審査員賞。1997年9月「JACA’97」特別賞。1999年12月「URBANART#8」リキテックス賞。2001年3月「第8回リキテックス・ビエンナーレ展」奨励賞。2003年2月~4月「第6回岡本太郎記念現代芸術大賞展」優秀賞
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感想・レビュー
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ミエル
12
2000年代初頭の画集を久しぶりに読み返す。日本のアウトローカルチャー満載の画風が好き。刺青、任侠ヤクザ、ヤンキー、デコトラ… 私の中で風化したはずの厨2心が湧き出てくる笑 とにかくイキり倒す、その悪趣味と言われそうな所が嫌いじゃない。天明屋尚の立体構図なんてガン無視の中世以前の日本画スタイル(つまりは平面図的なところ)が作風と合ってるんだよねと再確認。下手と言われがちだけど、そうじゃないと思う。2023/06/15
ビシャカナ
1
キャッチでキッチュで、思わず笑ってしまうようなものから、ビビビッとクるほどかっこいいものまで、うまく言えないが作品のポストカードやポスターがあれば、玄関先に飾って人前に出したくなるような感じだ。2014/11/22