目次
一九三八年夏
一九三九年一月一〇日
一九三九年一一月‐一九四〇年
一九四一年‐一二月初め
一九四一年一二月
一九四二年一月
一九四二年二月前半
一九四二年二月後半
一九四二年三月前半
一九四二年三月後半
一九四二年四月
一九四二年五月‐六月
一九四二七月‐八月
一九四二年九月
一九四二年一〇月
一九四二年一二月‐一九五〇年九月
著者等紹介
シュレイガー,アダム[シュレイガー,アダム] [Schrager,Adam]
1969年、米国イリノイ州に生まれる。ミシガン大学、ノースウエスタン大学大学院で、アメリカ史とジャーナリズム論を修め、テレビの政治担当記者兼プロデューサーとして、エミー賞を二〇回以上も受賞している
池田年穂[イケダトシホ]
1950年、横浜市に生まれる。現在、慶應義塾大学教授。専攻は移民論、移民文学、アメリカ社会史。ユエンフォン・ウーン『生寡婦』(風響社、2003年)の翻訳でカナダ首相出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
50
『原理原則』が哲学。原理原則故の国政選挙における敗北。真珠湾攻撃後も、一世/二世の政策遵守が如実に示す一貫性。国家と国民。大統領9066号に激怒したのも、(日本人の血を引く)アメリカ市民への差別への憤慨。母校CUでの演説が心に響く。選挙結果など念頭に無い信念。下手な生き方?昨今の政治家の先生方に求めるのが無理な話かな。その人間性は、囚人の処刑予定時間には予定を入れない点でも垣間見る。ロビンソン氏の1988年3月の連邦下院での発言も印象的。Buffaloes出身か・・・、我が母校の長年のライバル。(笑)2016/06/24
ケニオミ
9
戦前米国西海岸を中心に「黄禍」と言う日本人に対する差別には以前から興味があり、機会ある毎、関連書物を読んでいますが、本書程その凄まじいまでの差別を示してくれた書物は他になかったです。真珠湾攻撃後、その差別がエスカレートする中、米国市民である二世が憲法が保障する権利を剥奪されるのは誤りだと声高に訴えたコロラド知事には頭が下がりました。彼はその代償を払うことになるのですが、知事の職を辞した直後、強制収容所から日系人女性を自宅に働かせる有言実行ぶりには彼の信念を見た気がしました。少し冗長ですが、お薦めです。2013/09/19
Lila Eule
6
アメリカの憲法に謳われた個人の尊重を守る良心がアメリカ人に本当にあるのかどうかわかるかもと、期待した本。建国の信条に忠実な偉人が戦時中の四面楚歌の状況でもめげずに力を発揮したようで感服できた。それにしても、著作としては読むのが苦痛な出来で、新聞記事、手紙、公式記録など多くが未整理で文脈も途切れがちに羅列され、編集努力に疑問も。邦訳も機械的な単語の置き換えで冗長な英語の特徴をそのままのところが多数。時々、訳のトーン、巧拙が変化。はて。2016/06/09
takao
1
ふむ2021/12/22