内容説明
ジェンダー、バイオ・ポリティクス、トランスジェニック生物、サイボーグ―。いまなお絶大なインパクトをもつ「サイボーグ宣言」の著者自身が語る、科学史からフェミニズム理論、テクノサイエンスまで、最前線で越境を続けるハラウェイ思想への格好の入門書。
目次
第1章(彼女がそのなかへと生まれた歴史;形態の歴史 ほか)
第2章(批評理論としての有機体論;霊長類学1)
第3章(歴史的な幸運;猿と女とサイボーグ ほか)
第4章(メタファー以上のもの;遺伝子は物ではない ほか)
第5章(サイボーグ・シュールレアリズム;非‐家族的無意識 ほか)
結び(情熱とアイロニー)
付録(サイボーグ、コヨーテ、そして犬―フェミニズム的形姿の血縁関係;思っているよりも多くのことがつねに進行している!思考技術としての方法論)
著者等紹介
ハラウェイ,ダナ[ハラウェイ,ダナ][Haraway,Donna]
1944年、米国コロラド州デンヴァーに生まれる。カリフォルニア大学サンタクルーズ校人文科学部意識史課程教授。科学哲学者・フェミニズム研究者。1985年に「サイボーグ宣言」を発表。「サイボーグ学」提唱者となる。著作は、各国語に翻訳されている
グッドイヴ,シルザ・ニコルズ[グッドイヴ,シルザニコルズ][Goodeve,Thyrza Nichols]
1957年、米国コネティカット州ウォーターベリーに生まれる。ニューヨーク在住の批評家。カリフォルニア大学サンタクルーズ校人文科学部意識史課程でハラウェイの指導の下、博士号を取得。現在、メリーランド美術大学講師
高橋透[タカハシトオル]
1963年、東京都に生まれる。早稲田大学文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程満期退学。早稲田大学文学学術院教授。専攻、表象・メディア論
北村有紀子[キタムラユキコ]
1974年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学講師。専攻、英文学・比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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