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内容説明
一九六〇年代初頭から、「影」の絵画、ハイレッド・センターにおけるハプニング、“遠近法”“複合体”“単体”シリーズ等によって、「前衛芸術」の中心的存在として現代美術シーンの最先端をかけぬけた著者の、不在/実在をめぐる驚異の理論「世界拡大計画」を中心とする理論的テクスト集大成。「芸術」を根底から問うた美術家の、稀有な思考/試行の軌跡を追う。
目次
“不在体”のために
世界拡大計画―不在性についての試論
不在性のために
世界拡大計画(2)不在性について
世界拡大計画へのスケッチ
断片的文章
「無法国」の提案
現代美術をめぐって
「疑問の発見」に向かって
ある気分〔ほか〕
著者等紹介
高松次郎[タカマツジロウ]
1936年、東京に生まれ、98年、東京に没した。東京芸術大学卒業。61年『読売アンデパンダン展』に出品、63年、赤瀬川原平、中西夏之と「ハイレッド・センター」を結成し、「反芸術」の先鋒として活動、“影”の絵画、“遠近法”“波”“弛み”“複合体”“単体”といった多様な概念的作品を発表し、六〇年代以降の現代美術を代表する美術家の一人とみなされる。東京画廊での個展のほか、67年、第五回『パリ青年ビエンナーレ』、テアドラン財団賞、68年、第三十四回『ヴェネツィア・ビエンナーレ』、カルロ・カルダッツオ賞などを受賞
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