エロスの祭司―評伝ピエール・ルイス

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エロスの祭司―評伝ピエール・ルイス

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  • サイズ A5判/ページ数 536p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784891764791
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0098

内容説明

生涯に2500人の女を知った「エロスの魔」、ヴァレリー、ジッド、ドビュッシーの運命を決定づけ、師マラルメが称賛を惜しまなかった「完璧なフランス語の芸術家」、人気と名声の絶頂で「純粋詩人」たるべく文壇を去り、借金と女、古書と煙草、酒と麻薬、そして420キロの未発表の原稿に埋もれて死んだ「畸人」ピエール・ルイスの逆説に満ちた生涯に迫る渾身の書き下ろし。

目次

序章 「ポルノ作家」ルイス―誤解された詩人
第1章 幼少時代から青春時代まで―一八七〇年~一八八九年(出生の謎―二人の父;少年時代―アルザス学院の生徒として ほか)
第2章 文学界へのデビューの時代―一八九〇年~一八九五年(愛の狩人―瀟洒な美青年の愛の生活;生涯の詩友ポール・ヴァレリー―その出会い ほか)
第3章 文名赫々たる時代―一八九六年~一九〇一年(華やかな文名につつまれて―『アフロディテ』の爆発的人気;夢は現実にまさる―小説『アフロディテ』の世界 ほか)
第4章 沈黙と隠棲の時代―一九〇二年~一九二五年(書かない作家―文学者から文献学者へ;貧乏女神に仕えて―「純粋詩人」の窮迫生活 ほか)

著者等紹介

沓掛良彦[クツカケヨシヒコ]
1941年生まれ。早稲田大学露文科卒業。東京大学大学院博士課程修了。現在東京外国語大学教授。文学博士。西洋古典文学専攻
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