内容説明
ハリウッドの闇を生き抜いた映画作家の謎。いわゆる「フリークス」達を全面に押し出したキャスティングと衝撃的な結末によって、映画史に屹立する怪作、『フリークス』。監督トッド・ブラウニングは何故、この禁断の映画を撮らなければならなかったのか?『フリークス』製作に至るブラウニングの数奇な人生と、公開時に巻き起こった大騒動、そしてその後の悲劇的な結末…恐怖と怪奇に魅せられた映画監督の全貌が今、蘇る。
目次
プロローグ 消えた映画監督
第1章 映画、公認された大衆的見世物の世界へ
第2章 バビロンの影
第3章 小人の殺人鬼たち、不具の盗人たち、そして有毒の爬虫類たち、すなわち暗闇と汚れた宿命の暗い空気に包まれた不吉で死をもたらす者たち
第4章 トランシルヴァニア
第5章 フリークス一人を怒らせると、フリークス全員を怒らせることになる
第6章 真夜中のマリブ
エピローグ 我等の仲間
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うにこ。
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ええと、今まで見た商業出版の本の中でもっとも翻訳が下手で、誤植の多い本でした。誤字脱字多すぎ。タイトルから「フリークス」裏事情なんかをメインに書かれた本かと思ったんだけど、何のことはない、ただの伝記でした。 「フリークス」にもまるまる1章取ってるけど、それ言えば「魔人ドラキュラ」にも1章取ってるし、それ以前からの事情なんかを引き継げば実質何章分にもなるし。 大変つまんなかったです。ええ。 「フリークス」は別に好きでも嫌いでもないけどトッド・ブラウニングは大好きだ! っていう監督ファンにはお勧めかもしれない2003/08/29