内容説明
映画を撮ることは、そして映画について書くことはまさしく戦争だ。新進気鋭の映画批評家が1988‐93にかけての〈映画の現在〉を〈闘争〉としての映画という観点からスピーディに展望する、ラディカル・シネマ=クリティックス。
目次
『プラトーン』O・ストーン、『フルメタルジャケット』S・キューブリック―戦え、きっと君は何かを学ぶだろう
『右側に気をつけろ』J・L・ゴダール―微笑む後悔 JLGの教え
『セックスと嘘とビデオテープ』S・ソダーバーグ、『狼 男たちの挽歌・最終章』J・ウー―純愛と真実とシネマトグラフ
『ワイルド・アット・ハート』D・リンチ―〈青二才〉の冒険 デヴィッド・リンチ
『ケープ・フィアー』M・スコセッシ―凶暴な「映画の現在」
『シンプルメン』『トラスト・ミー』H・ハートリー〔ほか〕