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内容説明
今や文学記号論の第一人者ともいうべき著者が、文学の一般的法則の探究としての詩学(ポエティック)と個々のテクストの個別性を追究する批評(クリティック)とを峻別し、自らの方法論を確立した《フィギュール》シリーズ総決算の書。原著刊行時バルトによって「極度の慎み深いよそおいのもとに一種幻想的な力を秘めている」と評された、著者の《詩学宣言》ともいうべき四論文に、著者が自らの記号論への道程を語る長篇インタヴューと、翻訳監修者による綿密なジュネット論をも付す。
目次
批判と詩学
詩学と歴史
限定された修辞学
プルーストにおける換喩
ポエティックの過去と現在―インタヴュー/大浦康介
ジェラール・ジュネット覚書