内容説明
領土的野心を隠さず、ほぼ全方位で周辺国と衝突をくりかえす中国。なかでも共産党体制の生き残りをかけて狙っているのが、優良な油田を有するボルネオ島と、それに隣接する南沙群島だ。将来、中国軍と英米軍が激突する戦争が起きるとしたら、この南シナ海を措いて他にない。石油飢餓から狂犬と化した中国軍の矛先をいかにして他方面へ向けさせるかという競争が、東アジア諸国のあいだで始まっている…。
目次
第1章 「大慶油田」のトラウマ
第2章 出て行くところはブルネイ
第3章 シナ版「大東亜共栄圏」の悪夢
第4章 「空母海戦」に勝算はあるのか?
第5章 原発をいかにして巡航ミサイルから守るか
おわりに―シナ軍は弱い。だからどうした?
著者等紹介
兵頭二十八[ヒョウドウニソハチ]
1960年長野市生まれ。高卒後、北海道の陸上自衛隊に2年間勤務し、1990年、東京工業大学理工学研究科社会工学専攻博士前期課程修了。現在は評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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